LED照明が発売されてから何年か経ち、現在では発売当初より価格もだいぶ安くなったことから、LED照明にリフォームを行う人が増えています。
しかし、「電気代がお得そうだけど実際どれくらいお得なのかわからないのでまだリフォームをしていない」という人も少なくありません。
そこで、LED照明へのリフォーム費用や電気代の違いなどをご紹介します。
●LED照明リフォームで電気代は安くなるのか
LED照明リフォームを検討している人の多くは、電気代が安くなることに期待していますね。
では、従来の照明とLED照明ではどのくらいの差があるのでしょう。
※電気代はPanasonic調べ
白熱灯シャンデリア・・・
約15,100円程度
LED建築化照明器具+LEDダウンライト・・・
約3,740円程度
リビングでよく使われる白熱灯シャンデリアは、一日5.5時間ずつ点けると年間で15,100円程度にもなってしまいます。
LED照明へのリフォームで75%、約11,360円もの節約が可能とされています。
LEDダウンライトと建築化照明を併せて使うことで、必要な照明だけを点けることができるので更に節電につながります。
蛍光灯キッチンベースライト40形+蛍光灯流し元灯20形・・・
約1,520円程度
LEDキッチンベースライト+LEDキッチンライト・・・
約1,040円程度
キッチン・流し元をともに1日3時間ずつ点けた場合、蛍光灯では1,520円程度ですがLEDでは1,040円と31%の節電が可能とされています。
年間約480円の節約が可能ですが、蛍光灯はもともと消費電力の少なめな照明なので、それほど大きな電気代の差はありませんね。
白熱灯ブラケット60形・・・
約1,520円
LEDブラケット+センサー付フットライト・・・
約280円
廊下などに使われる白熱灯ブラケットからLEDブラケットとセンサー付フットライトにリフォームすると、80%もの節電効果があるとされています。
年間約1,220円もの節約になり、更にLED照明は点灯までの時間が早いため、階段などすぐに点いてほしい場所にも適しています。
白熱灯シーリングライト60形・・・
約1,830円
LEDシーリングライト・・・
約56円
トイレなどに使われることの多い白熱灯シーリングライトは、LED照明にリフォームすることで96%もの節電が可能とされています。
年間約1,770円もの節約となります。
このように、LED照明リフォームでは照明器具の種類によって金額に差はありますがかなりの節電・節約効果があるとされています。
また、長寿命で電球・電灯交換の費用が少なくてすむため、初期費用がかかってもLED照明にリフォームをする人が多くなっているのです。
●LED照明リフォームの際のシーリングライトの選び方
LED照明リフォームの際に注意しておくべきことは、従来のシーリングライトは蛍光灯交換ができますがLED照明のシーリングライトでは交換するには本体ごとの交換となるということです。
多くのLEDシーリングの場合約40,000時間程度の寿命なので、1日8時間の点灯をしても14年間もつ計算になります。
しかし、蛍光灯交換ができないということは、LED照明リフォームの際にまず器具の光色などが好みのものを慎重に選んでおく必要があります。

昼白色などの青白い光は、明るく活動的な印象です。
そのため、仕事部屋などの活発に活動したい場所に向いています。
電球色と呼ばれるオレンジがかった色は、落ち着いたあたたかい印象です。
リビングや寝室など、ゆったりと過ごしたい場所に向いています。
最近のLEDシーリングライトは、調色機能がついていて色みを変えられるものが増えているため、そのようなものでLED照明リフォームを行うと様々なシーンに対応できます。